「人に会う旅」
〜フィリピン・ピナトゥボ地域との交流

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「神戸に届け! ボトン募金」 〜阪神・淡路大震災とピナトゥボの人たち〜

〜神戸が復興するには莫大な費用が必要で、僕たちのお金はほんのわずかだ。
しかし、岩倉の皆さんが僕たちに寄せてくれたのと同じ、僕たちの神戸への想いがこもっている。
僕たちが途方に暮れたとき、いつも僕たちの後ろに日本がいてくれた〜

との手紙と1枚の千円札が、協会の事務局に届けられたのは、阪神・淡路大震災が起きた年の2月のことでした。

手紙の主は、フロリダブランカに住むクユーガン医師。
大震災のニュースを知ったクユーガン医師が、
保健所で無料診療を受けている恵まれない患者たちに呼びかけての募金でした。
この貴重な気持ちを応援しようと、「神戸に届け! ボトン募金」と称する募金活動を行いました。
岩倉市内の小中学校でもこの動きに積極的に参加し、
募金箱を独自に作ったり、空き缶の回収などで集めたお金を寄せてくれました。
1か月間に寄せられた募金は1,209,111円。
全額をその千円札に添えて「保健所支援NGOネットワーク」を通じて、
神戸市灘区の高齢者、障害者向け仮設住宅で行う医療・福祉・生活相談のボランティア活動費として、
協会の代表が現地へ赴き、手渡しました。


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